
苦労のない成功はない
ジャングリア沖縄の森岡毅氏は「苦労のない成功はない、むしろ苦労しないで達成した成功が良くない」と唱えています。まさにその通りだと思います。
自分自身の人生を振り返り、本当に苦労したなと実感しています。そしてその苦労は実ったと身に染みています。
逆に言うと、成功しない苦労をするもんじゃないと言いたいです。人生空回りみたいな方々も多いです。そこは明確な自分自身を理解していないからです。自分の能力、幸せの定義をしていないと苦労は実りません。
出来る時はうんとやる、出来ない時は一旦やめる、自分自身と向き合う。
そういう事を全く考えず、欲のまま生きるという素の生き方しかできない方々もいますが、空回りの真髄はここです。
宮古島が産んだ一番の政治家に下地幹夫さんがいらっしゃいますが、最近テレビで「人生空回り」とご自分を表現していました。命式を観ると「食神」があります(笑)。
苦労は犠牲ではないんです。特に男性、沖縄の男性はしっかり勉強しないといけないんですが、「自分の妻、子供を幸せに出来ない男は何もできない」です。妻と子供のために苦労できない男は何の価値も無いです。仕事を一生懸命することによって妻子を守るという定義もありますが、妻子がほったらかし感を感じていればダメです。そこに「徳」は生まれない。
やはりしっかりとしたコミュニケーションがあってこそ「和」が生まれます。
信念という自分の柱
かっこいい事並べやがってと反感を持たれるかもしれませんが、私は過去に必死に戦ってきました。米軍基地という職場でコテンパンに叩かれて必死で抵抗してきました。その根源は「家庭を守りたい、妻子を守りたい」であり、必ずこの米軍基地から脱出して成功するという信念がありましたが、無知な私は次々に降りかかる難題、難敵、攻撃に「先祖が何かやったから自分にかかってきているのか?」と勘違いする始末でした。そして「俺はどうなってもいいから子供たちには降りかからないでください!全部自分が引き受けます。自分で終わらせてください。」と祈りました。
本心は逃げ出したいくらい苦しいけど、負けそうだけど、家庭を守りたいという信念に沿って歩んできました。更に、自分が苦しいからと言って職場の人には八つ当たりしないと決めて生きてきました。
結局「愛」なんです。家族愛。それがあってこそ、他人にも尽くせる。
日本、沖縄はまだまだ女性が独り立ちして暮らせる状況ではありません。社会的に厳しい。
男性はそこをベースに学ばないといけません。
「男」として生まれてきたなら、しっかり伴侶を守り、幸せにし、楽をさせるということに尽力することによって「徳」が生まれます。その姿を毎日子供達が観て自然と学ぶんです。
ここに正のスパイラルが産まれます。今回は男性に対するメッセージが強くなりましたが、女性相談者への扱いがあまりに酷い例があったので、苦労を題材にしました。女性陣も今の苦労は必ず実ると信じて、精進してください。目標を明確に定めることが大事です。